看護助手の業務は大きく分けて、患者の日常生活支援、看護師のサポート業務、病院内の環境整備の3つに分類されます。患者の日常生活支援では、食事の配膳や食事介助、おむつ交換、着替えの手伝い、入浴介助、ベッドメイキングなどを担当します。また、看護師と連携して患者の体位変換を行い、褥瘡予防にも取り組みます。歩行が困難な患者の移動介助や車いすの準備・操作も重要な業務の一つです。
看護師のサポート業務も看護助手の重要な役割でしょう。患者の呼び出し対応、診察室や検査室への誘導・付き添い、問診票の受け渡しなどを行います。ただし、法律により医療行為は一切行えないため、あくまで看護師が行う医療行為以外の業務に限定されます。そのため、病棟内だけでなく院内各所を移動することが多く、フットワークの軽さと体力が求められる職種といえます。
病院内の環境整備も看護助手の大切な仕事です。病室の清掃や清拭、シーツ交換、医療器具の洗浄準備、備品管理などを他の業務と並行して行わなければなりません。これらの業務分担は病院によって異なり、看護師と看護助手の役割が明確に分かれている場合も少なくありません。また、病院によっては事務作業として書類やカルテの整理を担当することもあります。
小規模なクリニックでは受付業務を兼任する場合もあるため、就職前にどこまでの業務を担当するかを確認することが重要です。看護助手は無資格でも働けますが、患者の安全と法的制限を理解し、適切な範囲内で業務を遂行する責任があります。多忙な医療現場において、看護師が本来の医療業務に集中できるよう、縁の下の力持ちとして重要な役割を果たしているのです。医療現場で活躍してみたいのなら、看護助手の仕事内容についても詳しくチェックしておきましょう。