看護助手の一日の業務は、勤務先の診療科や外来・病棟などによって異なりますが、看護師のサポートとして患者の身の回りのケアを担う医療現場において重要な役割を果たしています。看護助手は資格がなくても勤務可能で、看護補助者やナースエイドとも呼ばれる職種です。基本的に注射や採血などの医療行為は行えませんが、おむつ交換や着替え、入浴介助などの日常生活動作の支援を主に担当します。
病棟勤務の看護助手の日勤業務は、夜勤者からの申し送りで始まります。朝食の配膳や食事介助、口腔ケアといった一連のサポートを行った後、トイレ介助やおむつ交換、病棟の清掃業務を担当します。空いた時間には医療器具の洗浄や消毒作業も並行して実施するでしょう。昼食時も同様のケアを提供し、午後には入浴介助やベッド周りの清掃、シーツ交換を行います。必要な備品の管理や補充も重要な業務の一つです。
夜勤勤務では、夕食介助から排泄のサポートまで日勤と同様の業務を行います。日勤との違いとして、消灯後のナースコール対応、夜間の巡視業務があります。また、蓄尿袋やポータブルトイレの管理、尿便の処理や洗浄なども夜勤特有の業務に含まれるでしょう。夜間は少ない人数で患者の安全を守るため、より注意深い観察と迅速な対応が求められます。
このように病棟での看護助手業務は、基本的に日勤と夜勤の交代制で運営されています。一方、クリニックや診療所など夜間対応を行わない医療機関では、夜勤がなく日勤のみの勤務体制となります。どの勤務形態でも、患者の快適な療養環境を整え、看護師が専門的な医療業務に集中できるよう支援することが看護助手の使命といえるでしょう。